フェレットと共に

フェレットの飼育方法を基本的なことから細かいことまでわかりやすく解説します。併せてわが家のフェレットの日常も御覧ください♪

フェレットの欠点

2016/05/06

前回はフェレットの魅力を紹介しましたが、やはり動物を飼うということは良いことばかりではありません。

フェレットを飼うことを検討中の方はこれから紹介するデメリットを十分に考えてみてください。

臭い

フェレットの欠点として真っ先に思い浮かぶことといえば独特の臭いではないでしょうか。

動物ですから臭いがあるのは当然ですがフェレットの臭いは他の動物とくらべても少し独特でキツく感じる方も多いと思います。

元々フェレットにはとても強烈な臭いを発する臭腺があるのですがペットショップで販売されている一般的なフェレットはこれが手術で除去されています。

更に避妊、去勢も施されているため発情による体臭の変化もないのですがそれでも……臭いです。

ただ、この臭いも完全になくすことはできないものの、シャンプーをしてあげたりケージ内の清掃などを気をつければある程度抑えることはできます。

また、フェレットの飼い主の多くは飼っているうちに臭いに慣れて気にならなくなるようです。

かく言う私もそのひとりです。

なので自分さえ平気なら他人の目(この場合は鼻?)なんて気にしないという方ならあまり気にすることもないかもしれません。

お金がかかる

動物を飼えば当然お金がかかるのですが、フェレットは意外と金銭面での負担が大きい方だと思います。

と言うのも、例えば犬であれば生体自体の値段が一般的に10万からという感覚ですがフェレットの場合安い所だと2~3万で買えてしまいます。

体も小さいので餌の量も犬に比べれば少ないですし、そういったところでなんとなくあまりお金はかからなそうなイメージがあったうえで実際に飼ってみたら思ってもしなかった出費があるというパターンが多い気がします。

 

フェレットを飼う上で最低限必要な出費は以下となります。

  • 生体(2、3万~)
  • ケージ、飼育用品等の初期投資(2万~)
  • 毎年のワクチン、フィラリア予防(年1万前後?病院によって差があるようです)
  • エサ、トイレ砂代(月2000円~)
  • エアコン代(夏場常時運転必須)
  • 病院代(定期的な健康診断や病気になった時)

特に覚悟が必要なのは夏場のエアコンと病院代でしょうか。

エアコンは最近の省エネモデルならそこまでかからないとは思いますが、病院代はなかなかの負担になると思います。

フェレットは特に4歳頃から非常に病気にかかりやすい動物です。

わが家のフェレットも病気になった時に10万以上かかりました。

病気になりやすい=短命

上記にも述べたとおりフェレットは4歳頃から病気が増えます。

それは当然命に関わる重大な病気にも当てはまります。

フェレットは寿命をまっとうすれば7~10年ほど生きるようですが4歳から高齢期に入り病気で死んでしまう子も多いようです。

わが家の最初のフェレットも癌で死んでしまいました。

また、フェレットに詳しい動物病院は限られてしまうので事前に探しておく必要があります。

自分の時間が削られる

フェレットは散歩こそ不要ですが毎日室内でケージから出して遊ばせてあげる必要があります。

自分の遊びたい時だけ遊んで忙しい時は放っておくという訳にはいきません。

最悪かまってあげられなくてもひとりで遊んでくれますが、ケージの外はフェレットにとって危険がたくさんあるので決して目を離してはいけません。

世話も比較的楽な方ですがそれでも最低限やらなければいけないことはあります。

ただ、それらはデメリットと同時にメリットでもありますし、生き物を飼う上で当然のことですよね。

換毛期に毛がかなり抜ける

体は小さいフェレットですが意外と抜ける毛は多いです。

換毛期は抱っこすると服に毛がついたりケージ周りに抜け毛が散乱することがあります。

時期的なものなので毛の抜ける期間はこまめにブラッシングしてあげると良いと思います。

「いたちごっこ」という言葉が身にしみてわかる

とにかく遊び好きで好奇心旺盛で自由奔放、狭いところが大好きで頭がいい。

そんなフェレットはイタチ科です。

こちらが入ってほしくない場所を塞いでも塞いでもことごとく突破してきます。

最終的に折れるのはきっと人間でしょう……苦笑。

デメリットを差し引いても余りあるフェレットの魅力

これらの欠点を把握したうえでぜひフェレットを検討してみてください。

 


-フェレットってどんな動物?