フェレットの噛み癖の直し方
2016/08/06
フェレットの噛み癖
フェレットは結構噛み癖のある子が多く、なかなか噛み癖が直らないという声をよく耳にします。
でも安心してください。
きちんとしつければ殆どのフェレットの噛み癖は直りますししつけも根気は多少いるかもしれませんがそれほど大変でもありません。
そもそも勝手に直る場合も
フェレットが噛む理由のひとつとして歯の生え変わりのタイミングで痒いのを紛らわせるためというのがあります。
なので生え変わりが済めば自然と噛まなくなるなんていう楽ちんな子も居たりします。
手足を噛まれる場合は
フェレットに噛まれてもそれはフェレットがあなたを攻撃しているとは限りません。
むしろ悪気はなく遊んでいるつもりになっている場合のほうが多いです。
ここで怒ってしまうとフェレットは遊んでいるだけなのに怒られたと感じストレスになってしまい逆効果です。
こういう場合は静かに噛んでくるのを制してフェレットが興奮しないように落ち着かせましょう。
こちらが激しくなるほどフェレットも激しく興奮して余計に噛んできます。
それでも噛んでくる場合はフェレットの首の後ろの皮を掴んで持ち上げ、目を合わせて文句を言ってやりましょう。
この時も激しく激怒するのではなく静かに諭すように
「なんで噛むの?痛いんだけど、やめてくれない?もうかまってあげないよ?」
などとネチネチネチネチ言うようにするとフェレットも興奮しにくいです。
そのうちあくびのように口を開けるのでそれが降参の合図です。
このようになるべくフェレットを興奮させず、なおかつかんだら嫌なお仕置きが待っていると覚えさせればそのうち噛まなくなります。
根気のいる作業かもしれませんがなるべくフェレットが小さいうちにしつけておきましょう。
室内のコードや家具を噛む場合は
室内の特定の物を噛んでしまう場合に役立つ便利なアイテムがあります。
それはビターアップルというりんごの皮から抽出した苦味成分でできた液体のスプレーです。
これをフェレットが噛む場所にかけておけば噛んだ際に苦味を感じるので噛まなくなるということです。
ただしこれも根気よく毎回かけて覚えさせる必要がありますし、中には苦味に負けず噛み続ける子も居ます。
そんな子にはやはり手足を噛まれる場合と同じく首を掴んで"静かなるお仕置き"をする必要があります。
飼育環境はフェレットにとって快適ですか?
そもそもフェレットがストレスを抱えていたらいくらしつけをしても噛んできます。
むしろストレスを抱えた状態でしつけを行えばさらなるストレスになり逆効果です。
まずは飼育環境を見直し、フェレットがストレスを抱えていないか注意するところから始めるのも良いかもしれません。
室温湿度は適していますか? 静かな場所で寝れていますか? 餌不足、水不足、運動不足になっていませんか?
噛まれた時の注意点
噛まれた時は激しく怒らないという事は触れましたが、それ以外にも注意点があります。
・病気、怪我の可能性
普段は噛むことのないフェレットが急に噛んできた場合は病気で体調が悪かったり怪我をしていて触られると痛いといった可能性があるので注意深く様子を見てあげてください。
・傷めつけない
たまに「鼻にデコピンすると効果的」などと書いてあるのを見かけますが個人的にそんな体罰で信頼関係を築けるとは思えません。
フェレットが身を守るために余計に噛むようになる可能性もあります。
噛み癖は早めに直しましょう
フェレットが大人になってから急に噛んだらダメとしつけるのは大変です。
なるべく小さいうちからしつけて安全に飼いましょう。
自分のペットを触るのに手袋が必要なんて悲しいですよね。